企業としての生き残りをかけて

我が社の理念として(当然のことではあるが)創業時から『物づくりの精神』を基本としてお客さまに対して常にいい商品を提供することを目指している。

しかし逆を言うといいものを安く提供するにはどうしても在庫として持つアイテム数を増やさなければならなくなってくる。例えば伊勢えびを獲るための網を製造するのに数種類余計な糸を用意しなければならない。網の種類はその他にもヒラメを獲る網やイカを獲る網、安全ネット等々在庫を余計に抱えているのが現状である。

そのため今更ながらではあるが、私の会社では「5S」を去年から実行している。
工場を稼働させてからすでに40年近くになるので、物によっては規格の変更などで工場の隅に置き去りにされた在庫が多くある。我々は先代から物を大事にするように教育を受てきために、「5S」の基本である「不必要なものはまず捨てる」といった精神とは程遠かったのかもしれない。

実行してみてわかることだが、スペースを有効に利用できるようになり製造過程での間違いも減少してきているようだ。また当然のことではあるが会社として利益が出るような体質にしていかないと中小企業として生き残れない。



この記事へのコメント
今後の記事、楽しみにしています。
Posted by イーシン at 2007年04月15日 17:30
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